介護職のなかでも始めやすいデイサービス

2017.10.21

介護職のなかでも始めやすいデイサービス

介護職の未経験者はデイサービスから始めましょう

未経験の介護職は「デイサービス」から

介護職をしてみたいと思った時に、訪問介護をする方法と介護施設で働く方法があります。訪問介護は利用者の家に行き、ワンツーマンで介護を行うことになります。介護者に高いスキルが必要になりますので未経験者には向かないでしょう。
一方で介護施設で働く時に問題になるのが「夜勤」です。特別養護老人ホームなどの夜勤がある施設で働くと、シフト制で働くことになり、生活リズムが崩れやすくなります。またいきなり夜勤をすることは精神的なハードルが高いでしょう。
未経験者が介護職を始める時におすすめしたいのが「デイサービス」の仕事です。デイサービスは宿泊施設ではありませんので夜勤がありません。規則正しい生活を続けながら仕事を始めることができます。また要介護度が低い利用者が多いため、排泄の介助等の辛い仕事をしなくて済むことが多いです。難易度の高い介護をする場面も少ないため、未経験者でも仕事を始めやすい環境です。

派遣で始めるデイサービスのメリット

デイサービスで働く時に、正社員として働くよりも派遣会社と契約して働いた方が良いケースがあります。まず家事や育児と仕事を両立したい女性です。育児などをしながら仕事をするためにはフルタイムの勤務や残業は難しいと思います。正社員として直接施設と契約するとフルタイムが基本で、残業を断るのも難しいでしょう。契約社員として働く時は、あらかじめ「週3日」「時短勤務」「残業なし」などの条件を提示した上で職場を探してもらえます。無理のない勤務時間で働ける職場を用意してもらえます。
またデイサービスの施設は、行っている行事や力を入れているサービスに違いがあります。例えばレクリエーションに力を入れている施設では、利用者や地域住民との密なコミュニケーションを求められます。派遣会社に仕事を紹介してもらう時に、レクリエーションが苦手な場合はそのように伝えておくだけで、レクリエーションに力を入れる職場を紹介されることがなくなります。苦手なジャンルの仕事をせずに済むでしょう。

人間関係に悩まなくて済むデイサービス

デイサービスは要介護度の低い、元気な高齢者がたくさんいます。介護の仕事としては容易になり、未経験者が働きやすい環境です。
ただ元気な分、高齢者が介護職員に積極的にコミュニケーションを取ろうとします。難しい人間関係を求められるケースもあるでしょう。また介護施設は職員同士の人間関係が複雑なことがあります。いじめのような扱いを受けた場合など、施設に直接雇用されている場合は相談相手を探すのが大変です。人間関係に悩んだ時も、派遣会社を経由して働いている派遣社員には解決策がたくさんあります。派遣会社のスタッフに相談して、間に入って問題を解決してもらうことができます。また派遣期間だけ我慢して働いて、すぐに違う施設を紹介してもらうこともできます。未経験で職場の人間関係に不安がある場合も派遣から仕事を始めるメリットは多そうです。